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2004.10.06

北海道移住、仕事と住まいどっちが先?

北海道への移住を考えるとき、仕事を先に見つけるか、それとも住まいを先に見つけるか。

自分の場合は仕事が先だった。


十勝圏複合事務組合、つまり行政がやっている東京発の移住体験ツアーというのが開催される…という話を聞いて、それに参加したのが直接のきっかけ。

1999年9月。連休を使った2泊3日のツアー。
このツアー、年1回実施で4年間程度企画されたらしく、実際に移住を果たした人も自分たちを何組かいたようだ。

3日間の日程のうち1日目は住宅地等の住環境の見学と既移住者を交えた歓迎パーティ、2日目は企業との面接(事前に企業側には参加者の履歴書、参加者には求人票が配布されていた)、3日目はアウトドア体験…という内容だった。

2日目の面接では4社と面接を行い、そのときは雑談程度だったのだが、そのなかの1社に強力にアプローチし、いかに自分が役に立つか、仕事ができるかをアピールし(もちろん大ハッタリ)、春になったら採用…という約束をしてもらったのが年の瀬。

2000年になって引っ越し先を決めたが、これについてはまた別の項で詳しく書こう。

当初4月からの入社のつもりが、引き継ぎの都合で5月になり、2000年のGWを使って引っ越し、GWあけから新しい会社に勤め、いまでも続いている。


振り返ると転職は比較的スムーズに進んだといえるが、この業界(コンピュータ業界)は慢性的に人が不足している…というか、人を派遣して「ひとりひと月ナンボ」という世界で、「誰でもいいから派遣してしまえばお金になる」という業界なのでうまくいったのだと思う。


さて実際に転職してみて感じたことが2つほどある。

ひとつは給料が安いこと。
もちろん残業はつかないし、それで当然という雰囲気。
人月価格(ひとり1ヶ月の派遣代=売り上げ、つまり自分の会社への貢献額)は安いし、それが給料の安さにつながっているのだろう。

給料の額は東京比手取りで70%、つまり3割減くらいか。ボーナスも同じくらいの下がり率。
妻が専業主婦でも、夫婦ふたりなんとか暮らせないことはないけど…。でも…。という程度の額だろうか。


しかしもうひとつ、これは非常に重要なのだが、仕事が「ゆるい」こと。
東京に居るときは納期厳守、重大なバグを出そうなものなら殺されそうな殺伐とした雰囲気だった。
品川駅前のガラス張りタワービルの上階で、レインボーブリッジから昇る朝日を何度見たことか。

また常に新しい技術への対応を求められ、新しいモノをどんどん覚えなければいけない。
つらい仕事で鍛え上げられる印象はあるが、同時にストレスが多く、本当にこのままでいいのか…とは常に考えていたことだ。


こちらはそんなことは皆無。
もちろん徹夜なんかしたことないし、たまには遅いこともあるものの、だいたい定時には帰れる。
土曜日出勤もほとんどゼロ。
日曜日や祝日に仕事があることはまずない。携帯電話も鳴らない。

納期も遅れたら仕方ないね…という雰囲気だし、多少の問題点も「しょうがないなあ」という雰囲気。
ぬるま湯につかっているような、おおらかな、言い換えればおおざっぱな北海道らしさだ。

労働強度、つまり仕事の大変さで比較すると、実感で半分程度のような気がする。
(たまたま今の派遣先だけの固有の特徴という可能性もある。念のため。)

仕事が大好きで、仕事を通して組織のなかで自己実現をする、という人には物足りないだろうし、東京に帰りたくなってしまう人もなかにはいるだろうけれど、仕事以外が一所懸命な自分にとっては理想的だったりする。


北海道移住は生活の場が変わったとともに生活の質も変わった。

それがいいことだったのかどうかは価値観によるだろう。
でも少なくとも自分たちにとっては良かったと思う。

そんなことを考える5年目の秋だ。

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ハルト

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