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2004.10.03

夏と冬で距離が違う都市

北海道十勝。
この土地に住んでいると、ちょっと変わったものが見たい、ちょっとあまり一般的ではない買い物をしよう…などということになると、札幌に出かけることが多くなる。

札幌はリトル東京というだけあって、情報もモノも人も集まり、大きな本屋もあるし、コンサートやイベントも多く開かれる。
だいたい平均すると月に1回程度はなにかしら札幌に行く用事があり、行っているような気がする。
おかげで旅の窓口の宿泊済みリストは札幌のホテルだらけだ。


十勝から札幌までは距離200キロ。
JRで2時間ちょっと、あるいは車で3時間半程度だろうか。

しかし札幌といえども、やはり地方都市であり、いろいろな施設やポイントは郊外にあることが多く、車で行ったほうが札幌に着いてからなにかと便利だ。

というわけで必然的に車で行くことが多い。

ところが。ところがである。
札幌に行くまでには高速道路が整備されておらず、国道274号線を通ることになるのであるが、この274号線にある峠「日勝峠」がクセモノなのだ。

日勝峠とは日高山脈を越える標高1000m級の峠。
事実上、札幌と十勝圏を結ぶ道はこの道しかないので、物流の重要な動脈となっている。

交通量は非常に多く、どの車も信じられないスピードで峠を走り抜けている。

このスピードもかなり問題なのだが、真の問題は冬である。

ただでさえ、厳しい北海道の冬。

そこにそびえる1000mの冬山を、自動車に乗って越えようというのがこの峠である。

過去に1度だけ、2月の吹雪の夜に峠を越えたことがあるが、正直死ぬかと思った。

全面アイスバーンと化し、ツルツルの路面。
まったく見えない道路。どこまでも激しく叩きつける雪。
突然目の前に現れる対向車。

しかし狭い道を大型トレーラーは行き交い、停止することは許されない。

万が一事故を起こしたら、外の気温は氷点下25度。
最寄りのまちまでは何十キロ、携帯ももちろん圏外。

全神経を集中し、ハンドルを堅く握り、カーブをひとつひとつクリアしていく。
対向車が突っ込んでこないように、止まっている車がいないように祈りながら。
手のひらは汗でびっしょりだ。


DSCF2300.jpg
(↑イメージ写真です。日勝峠ではありません。もちろんこんなモノじゃないよ)

今日の新聞に、冬の峠についてのホームページの話が出ていた。
行く日を登録しておくと、その日が近くなると気象情報、当日は路面情報や各種警告情報がメールで送られる仕組みだそうだ。


…北海道にはこんな道もある。

したがって、冬は札幌に自動車で行くことはできれば避けたい。

すると冬は札幌が遠い。気持ちのうえで。


札幌は夏と冬で距離が違う都市だ。

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