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2005.04.06

子育てって楽しい?

最近の少子化に関連してか、このところ子育てや子供を持つことについての新聞記事などを目にすることが多い。

今朝の日経には育児保険新設への提言があったし、先日の道新ではなにかのアンケートの集計の紹介として、子どもがいない人たちと、いる人たちの意識の差について紹介されていた。

子どもがいると経済的に大変 → 既婚子無しと独身者は「そう思う」が多く、既婚子有は「そう思う」が少ない
子どもがいると楽しい → 既婚子有は「そう思う」が多く、既婚子無しと独身者は「そう思う」が少ない

その他、不妊治療や子どもへの経済的な支援策に対する記事、子育て環境の不備などの記事やコラム。
なかでも特に目立つのは、子どもがいる生活は実は良いものだよ…という内容を含んでいるもの。

これは新しい傾向だと思う。
どうもいままでは「大変そうなところ」だけが目立ち、そうまでして子ども育ててどうするの?という気持ちを持つのも不自然ではないと思うし、そんなに大変ならはじめっからヤメにして、夫婦だけで楽しく生きましょう…という選択をするのも理解できる。


自分たちは結婚して7年間子どもができなかった。
不妊治療の入口をくぐり、子どもが欲しいとは思っていたけれど、でもそれは漠然とした希望であり、例えば子どもが出来ないことを悩んだりはしていなかったし、いなきゃいなくても夫婦二人で楽しく生きていくからいいや、と思っていた。そういう夫婦になれる自信もあった。

もちろん結婚したら子どもを持つべきだ…とは考えていなかったし、それは今も考えていない。

いま結婚してからの7年間を振り返ると、やっぱり「子育てって楽しいのよ」というメッセージは私たちの耳には届いていなかったと思う。

もしかしたら子どもを持つ人たちは、子どものいない私たちに気を遣っていたのかもしれないし、私たち自身がそういうことを見ない・聞かないようにしていたのかもしれない。

子どもまだなの?という見えない声に対する強い反発もたしかにあったと思う。強がってもいたと思う。

また、私たち夫婦が長男+長女という組み合わせだからか、あるいは年齢的なものか、はたまた友人知人が少ないせいか、いままで子どもとふれることなんてほとんどなかったし、実際問題子どもがどういうものなのかよくわからない…というのも事実だ。
だから「子どもがいる時間」というのがイマイチ想像できない。


子どもを育てる喜びってなんだろう。
子どもと過ごす楽しさってなんだろう。

いまの自分たちには、それはまだわからない。

本当のことを言うと、今でもやっぱり心のどこかで「そうはいっても『子育てなんて大変なことばかり…トホホ』という本音があって、でもそれを認めるわけにはいかないから、必要以上に『子育ては楽しい』と言っているのでは?」という気持ちがほんのちょっとだけあるのもまた事実。
「やっぱり大変なのだろう」という予想と、それに対する覚悟。そして、どんな顔で、どんなヤツで、どう成長するのか楽しみにする気持ち。それが同居しているのが今の率直な気持ちだ。

大変か、楽しいか。
きっと両方とも本当なのかもしれない。
どんなことでも楽しいこと・大変なことなんて、0か1かじゃ決して無いし、その両方を併せ持つものが普通なのだろう。


自分がどう思おうと、ゴチャゴチャ訳わからん文章を書こうと、そんなこととは関係なく、あと2ヶ月で私たちにも子どもが生まれる。

1年後、3年後、そして10年後、自分の書いたこの記事を見て、自分自身はどう思うのだろう。
それが知りたくて、子どもが生まれる前の今、子育てが楽しいかどうかについて思うことを書いてみた。

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兼業主夫の家族が増えるまで」カテゴリの記事

コメント

ふたりの子持ちの感想です。

子どもがいると経済的に大変 → 大変です
子どもがいると楽しい    → 楽しいです

基本的には「楽しい」と思うのですが、やはり人それぞれですね。
楽しくても、楽しくなくても「子育て」する以上、しなければならない事は変わりない。
どうせするなら「楽しんで」やりたいもんです。
私としては「楽しい」のであれば母親任せはもったいないってのが実感ですね。
夜泣きもオムツも今となっては楽しい思い出・・・ま、これもひとそれぞれでしょうね。

はじめまして。
奥様の出産を控えた、とても率直な「夫」として「男」としての意見。興味深く読ませていただきました。
私は十勝の同じ空の下、9月に2人目の子供を出産予定です。
「お腹の中に子供がいるお前と違って、父親になる実感がないなぁ」
ふと主人が漏らした言葉で、上の子(長男)出産の時は立ち会い出産を希望。主人にへその緒を切ってもらいました。
へその緒を切る、ただこれだけのことですが、妙に親になる実感が沸いたそうです。
奥様の安産をお祈りしますね。


はじめまして!
北海道大好きな横浜に住む妊婦です。
奥様と同じく、初めての妊娠8ヶ月で、私も6月出産予定です。
子育てについて、まだ旦那と真剣に話し合ったことないです。ただただ、今は赤ちゃんの必要なものを二人で買いに行ったり、病院での両親学級へ通って勉強したり、楽しみの一言につきます。
でも、本当に子育て始まったら、睡眠不足やイライラや、子供に対するお互いの意見の違いなんかがどんどん出てきそう・・でも今は、始まらなきゃ分からない、想像がつかないです。

みなさん、コメントありがとうございます。
メールをくれた友人もいて、反響にびっくりです。

>kioさん
こんにちは~。子育て大先輩の意見、ありがとうございました。
>しなければならない事は変わりない。
>どうせするなら「楽しんで」やりたいもんです。
というところにおおいに納得しました。
大変か楽しいかはわかりませんが、たしかにそれは自分の気持ち次第ですよね。
同じことでも気持ち次第で、楽しかったり大変だったり。それを忘れないようにしたいです。


>kaoriさん
初めまして!芽室在住「いが」です。
メッセージありがとうございました。
9月にふたりめ、ということでおめでとうございます。
そろそろ安定期かと思いますが、身体の具合は大丈夫ですか。
十勝の主要産科?なんて数少ないですから、もしかするとニアミスしているかも(笑)

>へその緒を切る、ただこれだけのことですが、妙に親になる実感が沸いたそうです。
なるほど、そういうこともあるんですね。
我が家も立ち会い出産の予定ですが、なんだか楽しみなような、ちょっと怖いような…。
これからもどうぞよろしくお願いします。


>みーこさん
こんにちは。初めまして。コメントありがとうございます。
北海道好きの横浜在住!
私たちは以前、金沢区の海の公園の近くに住んでいて、北海道好きが高じて道民になってしまったのですが、その横浜からということで嬉しいです。で、しかも同じ6月出産予定なんですね。
デカイおなかがにょいーんと動いて、なんだかとても楽しい日々でしょうか。
そうそう、ベビー用品等いままで見たこともないものを買ったりするのは楽しいですね。
睡眠不足やイライラは、たしかに大変なんだろうなぁ、とは思いますが、しかし実感としてはわかりにくいところもあります。
お互い(って私は男なので産みませんが)安産だといいですねぇ。
今後ともどうぞよろしくです。

みなさんいろいろな感覚をお持ちですね。
子育てをしたことのない者があまり意見をするべきではないのかもしれませんが、日ごろ子供と親と接しているので、ちょっとだけ感想を書きます。

親に数種類います。
溺愛して周りが見えない人、育児自体に非常に疲れちゃっている人、大変といいながらも4人の子育てを楽しそうにやっている人、一人でももてあましている人、子供に感心のない人・・・
子供もそれに合わせるようにそれぞれです。

どれが正しいっていう子育てはないと思いますが、私はなるべく自分を振り返る余裕を持てたらいいのにと思います。
それどころじゃないのかもしれませんが、一日一回でも、ほんの数秒でも立ち止まるゆとりをもてたら、もう少し楽しい生活になるんじゃないかと思う人が多い。
そして、自分が産んだ子に責任を感じて欲しい。
一人目も二人目も、どちらも自分たちの可愛い子供であることを忘れないで欲しいのです。

産みたいのに産めないとか、産みたくないのにできてしまったとか、いろんなことがある世の中です。
そんな厳しい社会にこれから出て行って戦う子供を支えるのは、やはり暖かい家庭なのではないでしょうか。
・・・長いですね。自分の所に書けばよかった(反省)・・・

かみさん、こんにちは。
親と子ども、多数を見る側としての意見、ありがとうございました。
いろいろな親がいる…というのは、自分のまわりの数少ない人たちを見るだけでもわかるような気がします。

>自分を振り返る余裕を持てたらいいのに
なるほど。
かみさんのところにくるときは彼らの日常生活よりも余裕がないとき…という感じも素人考えではありますが、でも子育て中にはいろいろなことが起こって、もっと余裕を持てれば…というのはその通りかもしれません。

>そして、自分が産んだ子に責任を感じて欲しい。
そうですね。社会に対して、きちんとした人間としてデビューする、というか人としてきちんと生きている人間であってほしい…と願いますが、それは願うだけじゃダメで、そうなるためには親がするべきことがある…というのはわかります。

暖かい家庭、言葉は簡単ですが、意図的にそうするのは難しいような気もするし、べつになにも意図しなくてもみんなのお互いを思いやる気持ちがあれば大丈夫なような気もします。

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ハルト

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