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2005年10月の23件の記事

2005.10.31

デジカメ撮ったら写真屋に

写真を撮るのが好きだ。

赤ちゃんが生まれてから、写真を撮ることが格段に多くなった。
まだ生後半年も経っていないけれど、だんだんと様子が変わっていく赤ちゃんを写真に撮るのはとても楽しいし、生まれた頃の写真を見返すのもまた楽しい。

デジカメの写真を楽しむ方法っていろいろあるけれど、そのなかのひとつに「写真屋さんに持って行って写真にする」というのがある。

パソコンの画面で見るのも楽しいし、リビングの大画面で見るのもいいけれど、でもやっぱり「写真」にして手に取って見るのはいいものだ。

デジカメ画像をいわゆる「写真」にする方法は、写真屋に持って行く他、自宅のプリンタで印字する、という方法もある。
でも、いくら写真画質のプリンタとかなんとか言っても、やっぱり写真屋さんからでてくる写真の質感とはちょっと違うし、やれインクがどうだの用紙がどうだの、非常に面倒くさいし、時間もかかる。退色も心配だ。

それならば、気に入った写真を適当に選んでメディアに入れ、写真屋さんに持って行くほうが自分にとっては簡単だということに気付いた。
ネット上でオンラインで受け付けるところもいっぱいあるし、店頭に受け付け機があって、そこに記録メディアを入れて、画面で写真を選んで簡単に頼めるところも多い。
デジカメデータからのプリント代は1枚10数円から30数円くらいで、インクジェットプリンタの高価なインクや専用紙のことを考えると、特に「写真屋のほうが高価」とも言えない気がする。

お気に入りの写真をいっぱん選んで、それをガバッと写真屋に出し、テーブルに広げてアルバムに貼っていく作業はとても楽しい。
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デジカメの写真はデジタルデータだから、バックアップがどうこう、という話もあるけれど、やはり紙の写真にしてアルバムに貼っておくのが、物理的な「モノとしての寿命」は一番長いのではないだろうか?

HDD上のデータだと寿命は数年、MOやDVDに入れてもまあ20年くらいしか持たなそうな印象だけど、いわゆる「写真」にしてアルバムに貼れば、30年は余裕、100年くらいは持ちそうな気がする。
やっぱり自分が生きている間くらいは、自分の子どもの写真を持っていたいし、数十年後大人になった息子にも赤ちゃんの頃の写真を見せてあげたい。

調子に乗って、もう少し昔の写真を一緒に出したりすることも多く、別に赤ちゃんの写真じゃない旅行や風景の写真とか、一眼レフじゃないコンパクトデジカメの写真でも、それはそれで楽しいものだ。

デジカメを初めて買ったとき「プリントしない時代になったんだなあ」「DPE屋は冬の時代だなぁ」と思ったけれど、デジカメの写真の画質がだんだんとフイルムカメラに近づくにつれ、やっぱりプリントしたくなるのだから妙な話。

本当はフィルムカメラでも多少は写真を撮っておけば良いのだろうけれど、自分の欲しい色合いを追求したりする部分も含めて、デジタルのワークフローに慣れすぎてしまい、いくら味わいがどう、とか言っても、今後フィルムを使うことはもうなさそう。


と、いうわけでデジカメを使うすべてのみなさん。撮った写真はどうしていますか?
デジカメで撮った写真をお店でプリント、おすすめです。


おまけ情報
先日、ここ数ヶ月の間に撮ったデジカメ写真を「写真」にしようと思ってあれこれ選んだら、枚数が400枚近くになってしまった。そこでいつもの地元キタムラ(1枚37円)ではなく、ネットで安めでしかも良さそうなお店を探したところ、アサヒ写真館というお店を発見。
ブロードバンドならオンラインで送れるけれど、送りたい容量が1GB以上ある上にナローバンドのため、DVD-Rに入れて郵送。
300枚以上の注文の場合1枚13円と安いのでちょっと心配だったけれど「色補正無し」の指定もできて、学生時代に写真屋店員をやっていた自分が見てもとても良好で満足のいく仕上がりでした。
かなりおすすめ。…でもネットなんだからクレジットカード払いが使えるともっと嬉しいなぁ(ボソッ)

2005.10.30

薪ストーブ火入れ

2005年10月の最後の週末、今シーズン初めて薪ストーブに火を入れた。
この薪ストーブは、上部に煙を二次燃焼させる触媒が付いているので、分解して内部を掃除。灰もきれいに掃除して、煙突をチェックして、ガラスのススを落とせば準備万端。

薪(といっても家を建てたときの余り材)をストーブの中に積んで、丸めた新聞紙に火を付ける。

…煙が上がって、パチパチと音を立てて薪が燃えだした。

犬が歩いてきて、ストーブの前に陣取った。
妻も赤ちゃんもストーブの前に座る。

ゆっくり、ゆっくりとストーブの表面が温かくなり、その輻射熱が部屋に広がって次第に温かくなっていく。

火力の調節は薪の量と空気の調節のみ。仕組みはとても単純だ。
空気を絞って、火の勢いを少し落とした。
薪は静かにゆっくりと燃えている。

…ゆらゆらと燃える火を見ていると、心も身体も芯から温かくなるよう。

火を囲んで、家族がなんとなく集まる時間。
その時間こそが薪ストーブの最大の魅力かもしれない。

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2005.10.28

赤ちゃんが泣きやまないときの小ワザ

赤ちゃんがグズったり、なかなか泣きやまないとき。

抱き上げてポンポンたたいたり、歌を歌ったりあやしたりするけれど、先日友人に「赤ちゃんが泣いたらビニール袋のカサカサ音を聞かせるといいよ」という話を聞いた。

ビニール?

で、試しました。
えーん、と泣き出したら、スーパーでもらう買い物ビニール袋や、お菓子の袋なんかをもみもみしてカサカサ。

すると…なんと本当に泣きやむじゃあありませんか。
これにはびっくりだ。

おむつ交換のときも結構重宝するし、けっこう使えそうな感じ。

いろいろ試してみると、靴下の入っている堅めのビニール袋なんかがけっこういいみたい。

もちろんどんな場面でも絶対に泣きやむわけではないし、もしかしたら最初の今だけかもしれないけれど…。

いったいなぜ?胎児の頃聞こえている音に似ているとか?
なんとなくマラカスの音なんかも良さそうだなぁ。

個人差もあると思うので、赤ちゃんがいるみなさん、ちょっと試してみませんか?

2005.10.27

生後5ヶ月 寝返り?

ハルトは5月26日に生まれたから、ちょうど生後5ヶ月だ。
新緑の季節に生まれた新しい命、夏が過ぎて秋になっても、ちゃんと元気に生きている。

笑顔で笑いかけると、満面の笑みで笑い返すのがとてもカワイイ。
いわゆる「いないいないばぁ」も大好きで、キャッキャッ声を上げて笑っている。
赤ちゃんが一番カワイイのって今くらいなのかなあ。
気が付くともう赤ちゃんとは呼べなくなる感じになるのかな。

5ヶ月経って体重は5700グラム。やっぱりまだ小さいけれど、産院併設の小児科医の判断でも問題ない、ということなので問題ないみたい。

このところ彼のマイブームは、両手を口に突っ込むこと。
そうとう手がおいしいのか、それともお腹がすいているのかよくわからないけれど、とにかくよく手を食っている。

ヨダレもだらだら。かえてもかえてもよだれかけはすぐびしょびしょ、まるで洪水のようだ。

機嫌の良いときはうつぶせにされるのも好きで、頭をいっぱいに上げてキョロキョロ。
手足を動かして、ほんのちょっとだけ前に進んだり、たまにコロン!とあおむけに戻ったり。
自分の意志でやっているわけではないみたいなので、これを「寝返り」というのかどうかわからないけれど、とにかくうつぶせからあおむけへはマスターしつつあるようだ。

さて、そんなハルトに対する次なるテーマは「離乳食」だ。

いまだにときどき吐くことがあるけれど、その吐いたもののニオイが、どうも大人の吐いたモノに近くなっているような気がする。
うん、これはきっとそろそろ消化器の準備が整った…ということなのかも?
いままで母乳以外なにもあげたことがないので、まずは湯冷ましや果汁から試してみようかな?

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↑やっぱりヨダレを垂らすハルト

2005.10.25

西風が吹くとき

朝、風の音で目を覚ました。
外を見ると、強い西風がビュービューと音を立てて吹いている。

自分の住んでいるところはちょうど日高山脈の山裾と十勝平野の境目のところにあって、晩秋から冬にかけてのこの季節、決まって強い西風が吹く。

あんなに綺麗だった紅葉も風に吹き飛ばされ、窓から見える風景も、急速にその鮮やかさを失ってゆく。
それは白い世界の下地を準備しているかのよう。

南風でも北風でもなく、決まって西の風。
それは長い長い冬の到来が近いことを告げる風。
この風が吹くと、いよいよ雪の季節も目前だ。

今日は稚内や旭川など、平野部でも雪の舞ったところがあるそうだ。
たしかに気温はとても低く、コートなしでは寒いほど。

これから最後の紅葉であるカラマツが染まり、ある日雪が降ってくる。
どこまでも真っ白な大地、それはこの地に昔々から続く約束ごと。


はやく純白の大地が見たいような、なんだかその日が来るのが怖いような。
強い西風のなかに立って、そんなことを思った。


晩秋、陽が落ちた後の近所の風景。
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2005.10.24

ブログ1周年と東京からのブログ友人

このブログを本格的に書き始めたのが昨年の10月。
気が付くと、すでに1年以上。

当初は家の話と移住の話をメインに書こうと思っていたのだけれど、書き始めた月に思いがけず妻の妊娠がわかり、妊娠日記のようになったり、子育て系?になったり、いろいろなことを好きなように書いてきた。

だいたい平日毎日更新で、今日までの記事数は約300。
コメント総数は自分で入れたモノも含めて約1000。

このところ一日のアクセス数はユニークユーザー数で200弱くらい。ページビューだと400くらい。
こんなの誰も読まないだろうなぁ…という予想に反して、毎日、あるいは継続的に見て頂いている方がだいたい50人くらいはいるみたい。

このブログは、実家の家族や職場の人、リアル世界の友人などにはあまり知らせておらず、ある意味閉じた世界。この50人もの人たちが、どうして継続的に読んでくれるのかはわからないけれど、でもそれだけ読者がいるってことはとても嬉しいし、書きがいがあるってもの。

写真にしたって、やっぱり発表の場があったほうがうれしいし、こうして毎日なにかしら書けるのも、みんなみんなこうして見ていただいているみなさんのおかげです。

コメントを入れてくれる方、コメントは入れないけれどよく遊びに来てくれる方。

みんなみんな、本当にありがとう。

やっぱり読んでくれていることがわかったほうが楽しいし、コメントもTBも嬉しいです。
コメントは本当に楽しみにしていて、いつも携帯電話に転送する設定にしていて、みなさんが入れていただくとリアルタイムで読んでいます。

これからもどうぞよろしくです。


さて、そんななか、このブログの初期からよくコメントを入れてくれる「かみ」さんが、東京から十勝に遊びに来ました。
北海道に遊びに行くので、よかったらいがさんも会いませんか?と声をかけてくれた、というわけ。

コメントをよく入れてくれる常連さんといっても、接点はこのブログだけ。実際はどんな人なのか全然知らないし、ブログ友人に会うというのははじめてで、夫婦共々やや緊張(笑)

はじめまして、と現れたかみさんはとてもすてきなおねえさんで、鹿追に行ったり、うちでお茶を飲んだりと、いろいろな話を聞かせていただき、1日だけでしたがとても楽しいひとときでした。なぜかハルトも大喜び。

たとえこんなブログといえども、やっぱり人との出会いって大事にしないといけないんだなー、と思った次第。(あたりまえです…)
またゆっくり遊びに来てくださいねー。

2005.10.22

新米届く

いつもこの時期になると、とれたての新米が届く。
送ってくれるのは大学時代に一緒の研究室にいた栃木の友人。

この米、彼の兼業農家である(今は定年で専業なのかも?)父親がこだわって作ったお米で、仮に友人の家で作られた、というのを抜きにしても非常においしい。
うちは水もおいしいので、このお米で炊いたご飯はまさに絶品だ。

今年もまた、そんなお米が他の農産物と一緒に届いた。
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いつもどうもありがとう!

太陽の光をいっぱい浴びて、父さんの愛情たっぷりに育った米、と思うとまたおいしさはひとしお。何年か前に彼の一家に会いに行ったときの顔や、のどかなまわりの風景を思い出しながら食べると、やっぱりこういう「生産者の顔の見える農産物」というのはいいなぁ、と心から思う。

我が家で食べるお米は「切らしてしまった」という時以外は、基本的に彼の家のお米を食べている。

だからハルトもこれからこのお米を食べて育つのだろうし、彼にとっての「ごはん」というのは、この栃木のご飯のことになるのだろう。

しかもこのお米は安全性にもとても気を遣って作っているそうだ。


いままであまり気にしたことはなかったけれど、子どもが生まれ、母乳で育てていたり、そろそろ離乳食…なんてことを考え出すと、日々食べているものの安全性が結構気になる。

明確な根拠はないけれど、輸入柑橘類とか中国産野菜など、やっぱり妊娠中や授乳中の母親や、成長中の子どもにはあまり食べさせたくないような気がする。

パン屋さんの話を聞くと輸入小麦なんてそうとう危ないみたいだし(といっても小麦製品だらけなので国産のみを食べるのは無理)、単に知らないだけで、「好ましくない食べ物」はけっこういろいろあるような感じだ。

とはいえ、あまり気にしだすときりがないので、少しは気にする、という程度に留めておくけれど…。

そんなわけで、安全な食べ物を考えると、こうしてお米を作って送ってくれるのはとてもうれしい。

今夜から我が家の食卓は新米だ。
楽しみ、楽しみ。

2005.10.21

息の白さ

朝の駐車場。
パタンと車のドアを閉めた。

…ふと自分の吐く息が白いことに気付く。

いつもの道を歩いていると、なにやら目の前を飛んでいるものがある。

それは雪虫。

北国に、雪の季節が近いことを告げる小さな小さな虫。

手袋をはいている自転車に乗る人の姿も目に付くようになった。

もう冬が近いんだなー。

会社に着くと、部屋の角のストーブが小さな音を立てている。

今年の初雪はいつかなー。
根雪になるのはいつかなー。

この季節になると、日々冷たくなっていく空気の温度に比例して、なんだかとても焦る気持ちになる。

そうだ、そろそろ薪の準備をしなくちゃ。
そういえば、デッキのペンキも塗っていない。
薪ストーブの手入れもなにもやっていない…。

今年はソファを買ったから、模様替えをしなきゃ。
外の水抜きはしたっけな?
チューリップの球根は植えたのかな?
庭木の雪囲いと春先の食害防止、今年はどうするのかな?

雪かきの道具も点検して、長靴を出しておかないと。
車に雪はね道具やブースターケーブル、手袋に懐中電灯、毛布に非常食料なんかを用意しておかなきゃ。
スタッドレスにはいつ履き替えよう?
自転車をしまって、代わりにスノーシューを手の届くところに移動しておかないと。


…本当はそんなに焦らなくても、雪が降りるまではまだ1ヶ月以上あるのだけれど、気持ちが高ぶってしまうのは何故なんだろう。

2005.10.20

平日夜のスケジュール

ハルトが退院してから毎日、お風呂に入れるのは自分の役目だ。
今日もいつもと同じようにお風呂に入れて、浴槽のなかで浮かべたアヒルで遊んでいたら、なにか手になま暖かい感触が…。

うっ、ハルトの噴水…(汗)

いままで一度も気づいたことはなかったけれど、もしかしていままでもお湯のなかで、こうやって出していたのかー?

このお湯はこれから父ちゃんも母ちゃんもつかるというのに…。
うーむー。
(きたない話ですいません…)


さて、そんなハルトの最近のテーマは「いかに早く寝かせるか」ということ。

やはり小さい頃から早寝早起きの習慣を付けてあげたいし、現在妻の仕事はとても忙しく、早く寝てくれるのは非常に助かる。
我が家の育児の先生?である助産師さんにも「早く寝かせてあげて」とさんざん言われている。

今のところあまり昼寝もしないし、まだ生後5ヶ月にもならないのだから、希望としては20時くらいには寝させたい。

が、どんなにがんばっても、自分たちの食事を20時より前に終わることはできないし、ハルトが風呂からでるのは21時近く。

風呂上がりにすぐ寝ればいいけれど、当然そうはうまくいかないし、置くと泣くし、なによりも本人の目がギラギラしていて、寝ないこと寝ないこと…。

添いチチしてあげれば寝ることもあるけれど、すぐ起きてしまう確率も高いし、第一、添いチチは妻しかできないので、ますます仕事の進捗が遅くなってしまう。

夫である自分が寝かせる試みもいろいろ試しているのだけれど(暗いところで抱いてポンポンしながら歌を歌う…etc)いまのところほとんど成功しない。

結局赤ちゃんが寝るのは22時、場合によってはもっと遅くなってしまう。

いろいろなところを見ると、早く寝かせるコツとして「早く起こすこと」というのが重要のようだけれど、なにしろ妻は仕事があって寝るのが遅いし、二人とも0時より前に寝るのはとても困難。
テレビ見たり、ゲームしたりしているわけでもなく、食事の片づけだのなんだの、どうしても遅くなってしまう。(さらに昨日から断れない相手に毎週水曜日夜11時すぎに録画を頼まれてしまった…正直言って迷惑…(^^;;)
場合によっては寝るのが午前1時2時になってしまうことも。

するとやっぱり6時に起きるのは到底無理で、どうしても朝7時とか7時半くらいになってしまい、やっぱり早寝早起きは難しい…ということになってしまう。

そりゃあ赤ちゃんにあわせて、妻だけでも20時に寝て6時に起きる…なんて生活ができれば理想だけど、どう考えても無理だ。

早い話、妻の仕事がなければいいのだけれど、自営クリエーター業、多数のクライアントを抱えて、いつまでも育児休業しているわけにいかないし、なかなか難しい。

一時は夕食後のコーヒーが悪いのかなぁ…と一時的に休んだこともあるのだけれど、しかしあまり関係ないみたい。食後においしいコーヒーを落として飲むのは夫婦の大事な時間なので、できたらやめたくないし…。

うーん、どうしたらいいかなぁ。

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こんなアップの写真ばかりじゃ全然わからないけれど、とても大きくなりました。

2005.10.19

砂利道を抜けて

自宅から少し山のほうに入ったところに、とっておきの紅葉の場所がある。
赤ちゃんをチャイルドシートにくくりつけて、そんな秘密の場所を目指した。

空は赤みを帯び、太陽は日高山脈に消えようとしている。

いつのまにか寝てしまった赤ちゃんをそのままにして、カメラを片手に車を降りた。
渓流にかかる車1台の幅しかない小さな橋から、その木を見下ろす。

山の谷間から、その木にだけ傾いた太陽の光が当たっている。
それはまるで、今日の主役を照らすスポットライト。

一日の最後の光を浴びて、浮かび上がる真っ赤な葉。
北の大地の、短い季節の終わりを彩る色。
それは、本当にこの世の色のものとは思えないような赤い赤い色をしていた。

あまりの光景に見とれていると、太陽の光は次第に角度を変え、葉を照らす場所を移動させていく。

誰もいない山道、誰も植えていない自然の木。
こうして毎年、人知れず暮れていく日高山脈の秋。

誰がデザインしたわけでもないのに、どうして自然はこんなにも鮮やかな色をしているのだろう。

そうだ、ひとりで見とれていないで、少しは写真撮らなきゃ。
何枚かシャッターを切って顔を上げると、もう太陽の光は消えていた。

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自宅からその場所までの道のりは、こんな感じ。

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すれ違う車もいない道。

2005.10.18

なんでもシステム屋

自分のいまの派遣先での仕事は「なんでもシステム屋」だ。

膨大な取引を司る壮大なシステムを設計することもあるし、時にバーコード印刷だったり、伝票印字のプログラムだったり、チョコチョコしたVBAを書いたり、SQLのチューンナップだったり、はたまたサーバーのメンテから、ネットワークの調子をみたり、コーヒーをこぼしたキーボードの復活を試みたりと、文字通り「なんでも屋」だ。

いまの派遣先の特徴として、なによりもスピードが要求される…という特徴がある。
要するに、少しくらい変なところがあってもいいから、とにかく早く作って、ということ。

たとえば今週の仕事はこんな感じ。

「毎週日曜日に発注データがあるかどうか自動でチェックして、データがあればその内容をこんな感じ、なければこんな感じの紙をココに自動FAXする仕組みを作って」
と、発注データの仕様書と手書きの紙を2枚渡される。

「次の日曜から動かすから今週中に作ってね」
指示はこれだけ。


まずはサーバーの構成を考える。
データを受信するのはコイツで、プログラムは毎週日曜日に自動起動にしよう。
ファクスを作るのはコイツで、アクセスを常駐させとこう。
FAXサーバーはコイツで、各ブログラム間の通信は…?などなど。

今回の場合は簡単なのでひとりでやってしまうけれど、場合によっては他メンバーに作業を振って、それでもだめな場合は人を追加するように要請したり。

で、データを格納するデータベースをザッと設計し、発注データを取得するプログラムをつくり(納期が厳しいので、設計もせずに、脳内設計でいきなりプログラムを書く場合が多い)、FAXで送る文章の中身はアクセスで作るのが簡単そうなのでつくり、自動FAXと言われたので、アクセスからFAXを送る仕組みを調べ、発注データを取得するプログラムからアクセスに対して送る電文仕様を適当につくる。

うまくいったら送信ログを残し、なんかエラーが起きたときは誰かの携帯にメールで通知、ビジーだったら5分後にまた送って5回ダメならメール送るようにしようかな?…それから、えーとえーと…etc..

で、だいたいは納期ギリギリに「それらしい」モノが出来て、そのまま運用に突入。
最初の本番動作が最初の「通しテスト」みたいな感じになり、その後少し時間をかけて、へんなところを直したり、よりよいモノにしていく…という感じ。

システム構築って本来はこんなものではない。
お客さんから詳しく話を聞き、それを仕様書に書いて、仕様をレビュー。
その後プログラムを設計して、プログラムを書いて、テスト仕様書を作って、テスト。
そんでもって操作説明書を書いて、要員教育をして、そうしてようやく運用…という感じが本来の姿なのだけれど、こんな「キチンとした手順」を踏んだものなんてほとんど無い(笑)

自分は適当でいいかげんな性格なので、今の派遣先のようなやり方が性にあっているともいえるのだけれど。

仕様書?そんなものは無いよ。ソース見てソース。
コメント?ああ、たしかに入ってないね。ごめんごめん。

この手法は開発速度は異様に早くて、たしかにあっという間に完成するのはいいけれど、しかしその出来上がったブツがいろいろな意味で「個人的」なものになってしまう、という重大な問題点がある。

開発速度が速いぶん品質が高い、あるいは読みやすいプログラムとはとても言えず、改修や改造も「作った本人」なら早いけれど、他人だと解析するのに時間もかかり、どうやってテストしたのかもよくわからず、結局「作ったあいつに聞こうよ」ということになってしまいがちだ。

自分の育児休業がスムーズに行かない理由のひとつはこんなところにもあるような気がする。

2005.10.17

燃える秋

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EOS-10D EF200mmF2.8L

それはまるで夢でも見ているかのよう。

人のいない紅葉

10月3回目の日曜日、どういうわけか自分も妻も仕事がある。

このところ土曜日は量の大小はあるもののずっと仕事、今回はなんとか会社のサーバー群を自宅からリモート操作する環境を整えたので、日曜出社という最悪の事態は免れたものの、自宅には居なくてはいけない…。なんてこったい。

自宅のパソコンの前に座り、ふと窓の外に目をやると、十勝晴れの空。
澄んだ真っ青な空に白い雲が気持ちよさそうに浮かんでいる。
遠くの山々は少しオレンジがかかった色。

ああ、今日も紅葉がキレイなんだろうなぁ。

ああっ!!もう!
……こんなに気持ちの良い秋の日に家で仕事なんて無理!

なんとかして時間をやりくりできないか!?
妻と相談し、なんとか3時間だけ時間が作れそう、ということになった。

そうと決まったらすぐ出発!

というわけで、やってきたのは隣町、中札内村の札内川ダム。

とかち帯広空港からもそれほど離れていないところに、人知れず巨大なダム湖がある。
このダム自体があまり知られていないけれど、実は紅葉がとてもきれいな場所だ。

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もうだいぶ紅葉は終わりかけていたけれど、楓の赤やカツラの黄色が太陽の光を浴びてとてもきれい。
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それにしても人がいない…。
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天気の良い日曜日の日中、こんなにも紅葉がきれいなのに人っ子一人いないなんて、みんなはいったいなにをしているんだろう?家で仕事でもしているのか?

この広大な湖も、紅葉も、この広い空も、そして幅300メートル・高さ100メートルもある巨大なダムも我ら家族で独り占め。神奈川や札幌近辺の紅葉スポットと比較すると冗談みたいな光景。
ああ、やっぱり人口密度が低いって素晴らしい(笑)

誰もいないダムにかかっているFM放送が謎だけど(たぶん熊よけ)、でもとてもいいところです。

少し上流部もやっぱりきれい。
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ああ、無理して来て良かった。

でも、実はここ、あまりクルマから離れるのは危ない場所だったりする。
その理由はコレ。
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熊だって生きているのだから、冬眠前のこの季節は仕方のないところ。
でもあんな大型のほ乳類が生息できるほど自然が豊かな場所ということの証である。

赤ちゃんを抱えていることだし、いつでもクルマに逃げ帰れるように、あまりクルマから離れないように行動しよう。

青い空と紅葉をいっぱい見て帰るとちょうど3時間。
仕事の合間のドライブにはちょうど良い感じ。


…先日の三国峠や、海沿いの昆布刈石なんかもそうだけれど、十勝にはこんな「誰も知らないいいところ」がいっぱいある。
これからもこういうところを探してみたい。

2005.10.16

移りゆく

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EOS-10D EF200mmF2.8L

まだ青い葉の向こうに、秋色の葉。
短い秋が駆け抜けてゆく。

2005.10.14

もうひとりの家族

夫婦ともに仕事が忙しくなり、赤ちゃんの世話だの、家事だので時間的余裕がなくなってくると、そのしわ寄せが行くところがある。

それはワンコ。
赤ちゃんが生まれる前はあんなにかわいがられていたのに、最近あまりかまっておらず、どうしても散歩の頻度も下がって、ちょっと落ち込み気味だ。

赤ちゃんに危害を加えたり、露骨に不満そうな顔をしたり、あるいは吠えまくったりはしないけれど、でもしょんぼりとしてちょっとさみしそう。

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窓から外を見ている後ろ姿がとても寂しげだったので、名前を呼んで少し遊んであげたら、本当に嬉しそうにシッポを振って、人間の顔を見上げている。

…そうだ、おまえが笑う犬だってこと、忘れていたよ。
大事な家族の一員なのに、最近あまりかまってあげなくてごめんな。

今週末は家にいる予定だし、たくさん散歩に行こう。
いまのうちに雪のない地面の感触を味わっておきな。
もうすぐおまえの大好きな雪の季節だから。

2005.10.13

中小企業、男性の育児休業は取得できるか? 派遣先編

10月中旬から7ヶ月間取る予定だった育児休業、実は未だに取れていない。

自分の雇用形態は、自分の会社(中小企業)から大手システム会社に派遣になり、そこから商品メーカーに派遣、つまり二重派遣状態で働いている。

毎日、直接商品メーカーの情報システム部門に出勤し、商品メーカーから帰宅。
自分の会社には、月1回報告書と勤務実績をメールで提出するだけだ。


で、今回の育児休業。
まずは自分の会社に申し出をして、なにやらいろいろ言われたものの最終的にはOKが出た。

次に自分の会社と大手システム会社との間で数回の話し合いが持たれて、ここもOK。
売上げ予定が…とかいろいろ嫌みや文句も言われたけれど、まあ結論としてはOK。

最後に大手システム会社と商品メーカーの間で話し合い……と、ここで話が止まってしまった。


普段は商品メーカーのシステム部門の最高責任者の直系部下のような感じで動いているのだけれど、この「システム責任者」がなかなか大手システム会社との話し合いに応じず、忙しいことを理由に面会を拒否。

たしかにこのところ、3つのシステムの立ち上げが重なり、自分自身もこのシステム責任者も超が付くほど忙しかったのは事実なのだけれど、しかし意図的にこの話から顔を背けているように見える。
育児休業を取りたい、という意志は伝わったものの、じゃあ引き継ぎは誰にするか等、具体的な話は進んでいない。

見えない壁にブチ当たる…なんて話があるけれど、見えない壁じゃなくて見える壁にブチ当たってしまった…。

二重雇用という形態ゆえ、6名くらいの人たちの間で「あーでもない、こーでもない」とやっていたものの、結局は直接システム責任者と、育児休業を取りたい張本人である自分の間で直接話をしないとラチがあかない、ということにようやくなった。
(こういう調整は何もしないクセに中間でたっぷり利益をあげている大手システム会社の役目だと思うのだけれど?)

今回の育児休業については、「育児休業をどうするか」という話と、「育児休業後どうするか」という話がセットになっている。

自分の会社は今回の育児休業をきっかけに、いまの商品メーカーから派遣を切り上げたい…という意志があるため、ますます話はややこしい。

この商品メーカーの仕事を始めて5年半。
以前からこの責任者には、「社員にならない?」「会社設立してウチの仕事しない?」「時給○千円でどう?」などと再三にわたって言われており、たしかにこの会社のシステムの結構な部分を設計したり作ったりしているのも事実なので、どうもスムーズに『では、さようなら』とはいかない気配。

自分の考えとしてはどうかというと、育児休業は取ると決めた以上取るとして、育児休業後については、まあこの商品メーカーの仕事自体はそれほど苦痛でもないので、ここの仕事を続けてもいいような気もするし、いや、他の仕事をやってみたいような気もする。まあどっちでもいいかな、というのが正直なところ。

そんなわけで、単価(一月の派遣代)がどうとか、売上げがどうとか、当社の立場がなんとか、とか、各社各人の思惑が複雑に交錯し合い、なかなかうまくいかない。
たかがひとりの育児休業ひとつがこんなにもスムーズにいかないとは。
まったく大人の世界っちゅーのは難しいものですな。

当初は10月から育児休業に入る予定だったため、先週から妻の仕事も本格的に始まってしまった。

自分としては一刻も早く育児休業に入らせて欲しい、というのが希望。

いまさら10月中旬というのは無理としても、せめて11月から取りたい。

そんなわけで、話し合いは今週。
さあ、どうなる?

2005.10.12

秋の紅葉ドライブ 後編

翌朝。
今日は特に予定もないし、気の向くままに動きましょう。

昨年夏にこのあたりに来たときは、釧路川の源流部をカヌーで川下りをした。
これはため息がでそうなほど素晴らしい体験だったのだけれど、さすがに赤ん坊つれてカヌーはちょっと。

というわけで、今回は自然散策をすることに。選んだのは和琴半島。

和琴半島というのは屈斜路湖につきでた小さな半島で、1周1時間強の散策路がある。
結構アップダウンもあるけれど、湖を見ながら、いろいろな森や植物の多彩な自然が楽しめるコースだ。

ここは何回か来たことがあるけれど、もちろん赤ちゃん連れははじめて。
1時間半くらいなら、クルマで授乳してオムツ替えてから行けば、まあ大丈夫。
1時間歩いても数人しか人間を見かけないような所なので、そういう意味ではちょっと不安だけど、まあ道東の自然散策路なんてどこもそんなもんだろう。

木漏れ日のなか、柔らかい地面を赤ちゃんを背負って妻と歩く。

湖から、鳥が水浴びをしている水音が聞こえてくる。
ここはまだ紅葉にはちょっと早いけれど、森を見上げて深呼吸したくなる、そんな気持ちの良い森。
名前のわからないキノコが生えていたり、空から葉っぱがハラハラと落ちてきたり、そんななかを静かに歩くのもいいものだ。
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赤ちゃんにもこの景色を見せてあげたい…と思ったけれど、本人は背中でぐっすりと寝ていた(笑)
おんぷひもって結構気持ちいいのか?
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↑これはなんだろう…?

このコース、やっぱり樹齢300年か500年はあろうかというカツラの巨木があったり、温泉が噴き出して硫黄臭がするところがあったり、出口付近には無料で入れる露天風呂(もちろん自噴の温泉)なんかもあって楽しい。

CRW_4069

途中、子猫くらいの大きさの黒い野生動物を目撃。
ヤブからトコトコを歩いてきて、なんと湖のなかにトポン!と入って行った。

「見た?」「見た!」

このあたりの動物にしては見たことのない動物。テンでもないし、もちろんネコでもない。いきなり湖にもぐるなんて、見ているコッチがびっくり。アレはなんだ!?
こういうときは、自然系の施設に行って聞いてみよう…と、川湯のビジターセンターの解説員の方に聞きに行ったところ正体判明。
それは逃げ出して野生化したミンクだそうだ。
もともとは毛皮用として飼われはじめ、いまでは一部野生化して生態系を脅かし、釧路湿原のほうでは駆除も…ということを詳しく教えて頂きました。

森の中を歩いた後は川湯の日帰り温泉へ。
ここはPh1.9という強酸性の温泉で、口に入れるとまるで強烈なレモン果汁のよう。
白濁したお湯といい、強烈な硫黄臭といい、刺激的な味といい、傷口へのしみ具合といい、かなり「効きそう」な感じ。

その後、燃えるような紅葉のなか阿寒湖、それにやっぱり紅葉に染まるオンネトーに寄り道して帰宅したのでした。
紅葉も終わるともう冬も近いなぁ…。

2005.10.11

秋の紅葉ドライブ 前編

この10月の三連休、北海道は紅葉シーズンを迎えている。
先月の道東太平洋岸の岬を巡る旅に続く、秋の旅行第2弾は、道東の紅葉と湖をめぐる旅行。

北海道はこの季節、旅行をするにはとてもいい季節だ。
天気も安定しているし、夏のように暑くもない。
かといって冬のように寒くもないし、自然がいろいろな色に染まる本当にいい季節。
本州のみなさん、シーズンを少し外した今頃の北海道にもぜひお越しください。

さて、今日の第1目的地は、毎度おなじみの然別湖(しかりべつこ)。

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↑然別湖に向かう途中のひとこま。

いつか冬の記事にも書いたけれど、自分はこの然別湖がとても好きで、この秋は先々週、先週、そして今週と3週連続で来てしまった。
先々週、先週と雨だったけれど、今日は天気が良くてとてもきれい。
ここは北海道で一番高いところにある自然湖なので、紅葉が進むのも早い。
湖畔にクルマを停めて、湖畔の旧道を歩いた。
湖畔に写るナナカマドの赤が鮮やかで、少し冷たい空気がとても気持ちがいい。

CRW_3945

続いては、糠平湖方面へ。
名前すらない道道だけれど、この然別湖から糠平湖に抜ける道の紅葉も素晴らしかった。
冬は糠平スキー場のゲレンデになってしまうため、冬期通行止めになるこの道。今年はこれで走り納めかなあ。

三国峠はまさに紅葉(黄色メインだけど)がピーク。

見てください、この景色!
mikuni

青い空に、黄色に染まった山。そこに延びる国道。
mikuni2

クルマを停められるところが少なく(下から行くと3つめのトンネルを抜けた右に空きスペースあり)、また特に展望台や遊歩道のようなものもないのが難点だけど、でも真っ黄色に染まる雄大な景色を楽しむことができました。
三国峠は特に観光地でもないし、単なる通過点のような扱いだけれど、しかしそういう場所にも素晴らしい景観のところはたくさんある。日勝峠といい三国峠といい、どうもこういう峠は前方に集中して高速で通過しがちだけれど、たまにはクルマを止めて少し歩いてみるのも楽しい。

その後石北峠を通り、留辺蘂を経て、津別へ。
津別では一度行ってみたかったチミケップ湖へ。途中、カツラの巨木を見つけて、その葉の広がりに感嘆。この木の樹齢は300年くらいかなあ?

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↑偶然見つけたカツラの巨木。

砂利道の先にあったチミケップ湖は小さな湖で、静かなホテルが一軒あるだけの、静寂に包まれた私たち好みの湖でした。

津別を抜けて、今日の宿は屈斜路湖畔の大型温泉ホテル。
赤ちゃん連れでの宿泊を伴う旅行も3回目となり、もう慣れたモノ。
星を見ながら温泉につかって足を伸ばし、家族三人ぐっすり寝たのでした。
(つづく)

2005.10.07

幌加駅跡

その昔、士幌線という鉄道があった。
林業で栄えたという町の跡、旧幌加駅を訪ねた。

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わずかに残るレールと、草が伸びきったホームがだけが、かつてそこが駅であったことを示している。

…誰もいない。なにもない。
もちろん、いまといっては誰も住んでいないし、建物さえもない。
あまりに静かで、つい今来た道を振り返るけれど、やっぱり誰もいない…。

2005.10.06

深夜の夜空

泣きやまない赤ん坊を抱いて、深夜のベランダに出た。

見上げると、月のない夜空は、深い満天の星空。
南東の空には赤い火星。牡牛座やペルセウス座が夜空にまたたいている。
そして天の川。
街明かりもあまり見えず、星空に吸い込まれそうだ。

そういえば夜空を見上げたのなんてひさしぶりだなぁ。

吐く息は白くて、空気はもう晩秋の空気。薄着の部屋着では寒い。

今朝は霜が降りたというし、今朝の気温は氷点下になったところもある。

昼間見る遠くの山々も少しずつ色づいている。

こないだまであんなに暑かったのに、季節は足早に過ぎ去っていき、もう冬目前。

今年もまた秋から冬へ季節が移り変わろうとしている。

どうして月日の流れるのはこんなにも早いのだろう…。

そういえば、昨年のいまごろは妊娠がわかって、来年の今頃は赤ちゃんがいるのかなー、3人家族になるのかなー、なんて思いながら、ここで同じように星空を見たっけ。

あれからたった一年で、たった数ミリだった命はこんなに大きくなって、おかあさんのおなかからもちゃんと出てきて、なにかを訴えて泣いている。
…早いなぁ。

来年の今頃は、もう人間になった息子と一緒に星空を見上げられるかな。見上げられるといいなぁ。

さ、寒いからそろそろ家に入ろう。

2005.10.05

手が使えるようになった

生後4ヶ月とちょっとのハルト。
相変わらず体重は少ない赤ちゃんだけれども、身長などは順調に成長している様子。

いまだに昼間は2~3時間の授乳、深夜も同じような頻度の授乳で、母さんは大変だ。
「そのうちまとめて飲んでまとめて寝るようになるよ」と言われたけれど、いまのところその気配はない…。

やっぱりベッドに置かれるのが嫌いで、無類の抱っこ好き。

妻はそろそろ仕事も始まっているけれど、左手で抱っこしながら右手でパソコンを操作したり、授乳しながらへんな体勢でキーボードを打ったりと、とても大変そうな様子。
おんぶひもを使っておんぶしてみたり、ゆりかごを使ったりといろいろ試してはいるものの、相手は人間だから、なかなか思い通りにはいかない…。

本当は10月から自分が育児休暇に入って、うまくバトンタッチするはずだったのに、これもうまくいかない…。
赤ちゃんは寝ないわ、妻の仕事もあるわ、家事をする時間はないわ、予防接種だの検診だの検査だのいろいろあって、毎日がバタバタと大変だ。

もっとも忙しい平日夜の時間に、せめて2時間でもまとめて寝てくれると助かるのだけれど、なかなか難しい。

赤ん坊の面倒を見ていると、ときにギャーギャー泣き叫ばれてトホホな気持ちになったり、ストレスを感じることも「ない」って言えばウソだけれど、でも、それもきっと今だけだから、夫婦でチカラを合わせてがんばりましょう。


さて、そんなハルトの最近のトピック。
それは手がだいぶ使えるようになったこと。

いままでは「手」の存在自体に気が付かない感じで、自分の顔にぶつかって驚いたり、ツメで顔をひっかいてキズになったりしていたけれど、このところだいぶ意識して使えるようになってきた様子。目のなかに手を突っ込んだり、キズを作ることはなくなった。
おもちゃを渡してあげると、それをつかんで口に持って行っていったり、指を口に持って行って「おしゃぶり」をしたりしている。

自分の手を動かして、「んん?これはなんだろう?」と、じっと見ている様子は、なんだかおもしろい。
そういえば、いつのまにか目でモノを追うだけでなく、頭を好きな方向を向けるられるようにもなり、音のする方向を向いたり、「はるとー」と声をかけると、振り向いたりするようにもなった。

声のバリエーションも増えて、機嫌がいいと「あーうー」とか「むー」とか、なんだかいろいろしゃべっている。
よく赤ちゃんというと「ばーぶー」と表現を使うけれど、たしかに「ばーぶー」って言う。

なに言っているのか全然わからないけれど、ちゃんと聞いてあげて、「それはいいねえ」「そうなんだ、すごいねえ」なんて受け答えをしていると、うれしくてますますおしゃべりするのは、やっぱり人間なんだなー。

また、さわってもらうのが大好きみたいで、顔や頭をなでてあげたり、おなかをさすってあげると、大喜びだ。

顔の表情もますますゆたかになって、大人と目を合わせるようにもなって、原始反応だけの「魚」みたいな感じだったのが「幼犬」くらいにはなってきた感じがする。
首は完璧にすわり、腰もけっこうすわって、お座りができるようになる日も近そうだ。すると寝返りももう少しかな?

my0509
↑妻が仕事で忙しそうなので、ひとりハルトをつれて近くの森に。
携帯の自分撮りのように一眼レフで片手で自分撮りしてみましたが、子どもしか写っていない…(笑)

2005.10.04

チーズめぐり

北海道では、ここ何年かの間に、各地にチーズ工房が急に増えた。

その理由は、チーズの原料である牛乳の話から。
こんなにも牛がたくさんいる北海道なのに、その生産物、つまり牛乳を一般人や観光客が飲める場所は意外なほど少ない。
「○○○さんの牛乳」というように生産者が特定できる牛乳もほとんどない。

北海道の牛乳はほとんどが加工用ということも聞くし、飲用牛乳とする場合にも、工場でいろいろな牧場の牛乳を混ぜて均一化するわけだから、「その牧場の味」というのは事実上味わえないのが現実だ。

せっかくの自分の牛乳なのだから、自分のところのものとして食べてもらいたい…という気持ちを持った酪農家がチーズづくりに取り組み、そんな工房が続々と誕生している…ということらしい。

そんなわけで、このところ、そんな小規模な工房で作られるチーズがちょっと気になる。

チーズって「牛乳の漬け物」みたいなもので、作り方や作り手によって味も香りもいろいろで、その違いを楽しんだりするのが楽しいし、チーズを作っている場所を訪ねるのもまた楽しい。

地元のチーズは、帯広の百貨店や空港、またネットでも買えるけれど、でもやっぱり作っているところに行って、できたら作っている人と話をして買いたい。

そんなわけで、休みの日にはとりあえず保冷剤とクーラーバッグを持ってでかけるのが恒例になった。

先日は東京からラリー観戦を兼ねて友人が何人か泊まりに来たので、彼らを誘って行ったのが、新得の「共働学舎新得農場チーズ工房」というところ。
ここは牛を飼ってチーズを作っているほか、ミンタルと名付けられた売店がある。
場所は新得の駅の近くだ。

今回はお願いして工房の中と牛舎を見学させてもらえることに。
案内してくれた女性の方から、チーズの作り方や、石造りの熟成庫の話、チーズについて前から聞きたかったことを聞く。
やっぱり熱い気持ちがあって、チーズを作っていること。
牛の品種はもちろん、牛舎の素材や牛の飼い方にまで気を配っていること。
たとえば牛の歩く「床」に相当する部分にまでこだわっていること。

なるほど、なるほど。
こんなふうにいたわって育てられた牛たちの牛乳から、ひとつひとつ手間ヒマかけて作られたチーズがおいしいのは当然かもな。

ここは前にも来たことがあるけれど、やっぱりこうやって施設をみせてもらって話を聞くと、いろいろと知らなかったことがわかるし、よりいっそうチーズがおいしく感じられる。

ここには売店のほか、喫茶コーナーのようなところもあって、チーズの盛り合わせや搾りたて牛乳を楽しむことができる。
↓チーズ盛り合わせ、500円。
CRW_3787
この日は左から、プチ・プレジール、レラ・ヘ・ミンタル、コバン。
写真ではわからないけれど、プチ・プレジールは賞味期限が近くなって熟成が進み、縁の部分がトロっとして非常に美味。

そんなわけで、牛乳を飲んで、チーズを食べて、4種類ほどのチーズを購入。

ここでの私のおすすめは白カビのカマンベールタイプであるコバン。カップに入ったクリームチーズもおいしい。
そのまま食べてもいいし、パンやクラッカーに乗せてもウマイ。
これらのチーズはとてもクリーミーで、あまりクセがなく、私たちのようなチーズ初心者にはぴったり。

詳しくはホームページを。東京での販売予定なんかもあるみたい。

十勝管内にはまだまだチーズ工房がたくさんある。

チーズめぐり。
新しい楽しみがひとつ増えました。

2005.10.03

終電帰宅

10月スタートのプロジェクトが重なりまくり、このところ帰宅時間が非常に遅い。
会社を出発する時間が午前になることもしばしばだ。

東京にいた頃「終電」という時間の概念があった。

ところが十勝に来ると、全員が全員クルマ通勤だから「終電」という言葉もないし、終電だから帰ろう…ということもない。
横浜にいた頃は0時頃には帰らないと終電に乗れなかったけれど、ここの場合は午前1時でも2時でも大丈夫。
だから、というわけでもないのだけれど、なし崩し的に遅くなってしまう…。

そんなに時間に帰ると、当然「主夫業」なんてひとつもできない。
赤ちゃんを風呂に入れる、という仕事も朝になってしまったりと、生活リズムはぐちゃぐちゃだ。
10月中旬開始予定だった育児休暇も11月頭になってしまい、それすら流動的。

どうか、はやく仕事が落ち着きますように…。

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ハルト

  • 20060/04/21
    2005年5月に生まれた長男「ハルト」の写真です

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