人のいない紅葉
10月3回目の日曜日、どういうわけか自分も妻も仕事がある。
このところ土曜日は量の大小はあるもののずっと仕事、今回はなんとか会社のサーバー群を自宅からリモート操作する環境を整えたので、日曜出社という最悪の事態は免れたものの、自宅には居なくてはいけない…。なんてこったい。
自宅のパソコンの前に座り、ふと窓の外に目をやると、十勝晴れの空。
澄んだ真っ青な空に白い雲が気持ちよさそうに浮かんでいる。
遠くの山々は少しオレンジがかかった色。
ああ、今日も紅葉がキレイなんだろうなぁ。
ああっ!!もう!
……こんなに気持ちの良い秋の日に家で仕事なんて無理!
なんとかして時間をやりくりできないか!?
妻と相談し、なんとか3時間だけ時間が作れそう、ということになった。
そうと決まったらすぐ出発!
というわけで、やってきたのは隣町、中札内村の札内川ダム。
とかち帯広空港からもそれほど離れていないところに、人知れず巨大なダム湖がある。
このダム自体があまり知られていないけれど、実は紅葉がとてもきれいな場所だ。
もうだいぶ紅葉は終わりかけていたけれど、楓の赤やカツラの黄色が太陽の光を浴びてとてもきれい。
それにしても人がいない…。
天気の良い日曜日の日中、こんなにも紅葉がきれいなのに人っ子一人いないなんて、みんなはいったいなにをしているんだろう?家で仕事でもしているのか?
この広大な湖も、紅葉も、この広い空も、そして幅300メートル・高さ100メートルもある巨大なダムも我ら家族で独り占め。神奈川や札幌近辺の紅葉スポットと比較すると冗談みたいな光景。
ああ、やっぱり人口密度が低いって素晴らしい(笑)
誰もいないダムにかかっているFM放送が謎だけど(たぶん熊よけ)、でもとてもいいところです。
少し上流部もやっぱりきれい。
ああ、無理して来て良かった。
でも、実はここ、あまりクルマから離れるのは危ない場所だったりする。
その理由はコレ。
熊だって生きているのだから、冬眠前のこの季節は仕方のないところ。
でもあんな大型のほ乳類が生息できるほど自然が豊かな場所ということの証である。
赤ちゃんを抱えていることだし、いつでもクルマに逃げ帰れるように、あまりクルマから離れないように行動しよう。
青い空と紅葉をいっぱい見て帰るとちょうど3時間。
仕事の合間のドライブにはちょうど良い感じ。
…先日の三国峠や、海沿いの昆布刈石なんかもそうだけれど、十勝にはこんな「誰も知らないいいところ」がいっぱいある。
これからもこういうところを探してみたい。
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コメント
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かれこれ6年前くらいに、釧路のほうで山に登ろう!と勇んでいったら、登山口に張り紙があって
「熊が出ます。○月×日に出ました。登山者は気をつけてください」
などなどと書いてありました。
鳴り物も持ってなかったし、軽装だったので急遽予定変更して登るのやめました。
熊だって冬眠するためにえさ食べるんだから、えさにはなりたくないけど、食べてゆっくり寝て欲しいし・・・
鹿の集団に遭遇したときも、「通りますからねぇ。もうあっち行きますから追っかけないでくださいねぇ」とつぶやきながら通り過ぎたりして。
動物にはかなわないや、って思った瞬間でした。
投稿: かみ | 2005.10.17 22:51
かみさん、こんばんは。
おおっと、熊の張り紙に遭遇ですか。
たしかに鳴り物も持たずに山にはいるのは危ない…。
特に今年は熊の出没が多いらしいです。
鹿については、車との衝突以外はそれほど危ない気はしないんですが、どうなんでしょうねえ?
釧路のほうの山ってどこかなー
投稿: いが | 2005.10.18 23:07