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2007.09.11

母乳とミルク

私たち夫婦は、というより妻は、「子どもを母乳で育てたい」と考えている夫婦だ。

2005年5月のハルトの出産のあと、夫婦でいちばん頭を悩ませていたのは、なんといっても母乳不足感。

どうも母乳の出が悪い、とは入院中から指摘されていて、いつもミルクを足されていて、実際に体重の増え方も良くなかったし、 ハルトの体重は成長曲線のいちばん下限付近をウロウロ。
いつも「母乳が不足しているのでは?」と言われてとても気にしていた。

母乳にいいと言われるハーブティをいろいろ試して無理して飲んだり、おっぱいに悪いとされている食品は神経質に避けたり、 その他いろいろなことに気を遣い、それでもやっぱり足りない気がして、悩みつつ迷いつつも少しミルクを足したり、 ほ乳瓶やほ乳瓶の乳首を変えてみたり、なかなか悩み多き時代だった。

ところが第2子夏樹は、生後2日めと3日めは母乳が出ず、赤ちゃんの体重がガクンと減ってしまい、 妻は精神的にも不安定になってちょっと大変だったけど、でもそれもその2日間だけ。

4日以降は母乳はたっぷりでて、退院後はなんの心配もなく、夏樹の体重もグングン増えている。
見るからに母乳が入ってます!という感じだし、なにもしなくても母乳がでてきてしまい、かえってその母乳の処理に困るくらい。 おっぱい星人のハルトも嫌がるくらい、母乳の出はいい。

どっちも同じ人間なのに、いったいこの差はなんだろう?


そこで思い出すのが、病院の母乳に対する考え方の違い。

ハルトを産んだ病院は基本的には母乳をやりつつも、精密な体重計で母乳量を測定し、足りないぶんはミルクを足す…という進め方。 だからハルトは産まれた直後から母乳と一緒にミルクも飲んでいた。

一方で夏樹を産んだ病院は完全母乳主義で、ある意味スパルタ主義。赤ちゃんが栄養失調にならないよう監視しつつも、 基本的にはミルクは足さない…という進め方だ。


母乳については体質や個人差が大きくて、そして母乳とミルクについてはいろいろな考え方があるけれど、実は「母乳がでない人もいる」 というのは栄養状態が悪い昔の話で、実際に母乳が出ない人というのは極めて稀なケースらしい。そして母乳というのは「要求する量だけ出る」 ものだ、という話もある。

その他、いろいろな母乳とミルクについての情報を集めてみると、なんとなくひとつの答えがでてくる。

これはあくまでも想像であり、正しいかどうかはわからないけれど、妻の場合、 今考えるとハルトのときに母乳が不足している感じだったのは、最初からミルクを足していたからなのでは?

母乳が足りないからミルクを足していたつもりだったけれど、妻の場合、実はミルクを足していたから母乳が足りなくなっていたのでは…? と疑っている。

そういえば「母乳が足りません」って言っていたのは栄養指導の栄養士だけど、彼女は乳業メーカーの社員だったし、 なんだかちょっと怪しい感じだ。

もちろんミルクを否定するつもりはなくて、母乳が良くてミルクはダメ、ということもない。
ミルクが役立つ場面があるのもわかるし、ケースバイケースで個人個人の考えによって選択すれば良いと思うののだけど、私たちのように 「どうしても母乳で育てたい」と思っている人間には、結果としてはハルトのときの病院の進め方は合っていなかったのかもしれない。


ハルトのときは入院中は楽だったけれど、退院してからが母乳に対する悩みが多くて大変だったし、その期間はとても長かった。
夏樹のときは入院中の2日間だけ母乳に対する悩みがあったけど、退院後は楽だ。

「次産むとしたら今回の病院だよね」
そんな話をしている私たち夫婦。

母乳とミルク、真実はいったいどこにあるのだろう。

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主夫の子育て2007」カテゴリの記事

コメント

 その疑問、正解ですよ。私は助産婦さんが知り合いにいてずっと母乳に付いて教わっていたのですが、母乳は産まれてすぐ(可能なら30分以内)に吸わせて常に母子同室、吸いたいだけ吸わせないと駄目なんです。特に生後すぐは母乳以外与えてはいけない。水も糖水もいけないのです。

 実際に母乳が出ない人は今の日本はかなり少ないはずなんです。

 産院にミルクメーカーの人間が出入して宣伝できるのは日本やアメリカを含め数カ国に過ぎません。世界の殆どの国ではやっていません。国によってはミルクは処方箋が無い限り買えません。

 生後1ヶ月・3ヶ月は特に母乳が足りないという感じが出ますが、これも吸わせる事によって解決します。

 赤ちゃんの成長曲線については実はミルクを飲む子供を基準にして作ってあるので母乳の子は体重の増え方が少ないと判断されやすいです。
 
 ミルクは悪ではありません。必要なものです。しかし実際には殆どのお母さんには必要の無いものです。全国で母乳が出ない、足りないと言っているお母さんたちの原因は産科医院の対応の悪さが原因です。

 生後半年までは母乳のみで育てられるし、本来はそうするべきなんですよ。WHOでも言ってます。でもミルクメーカーを始め、様々な幼児物扱っているメーカーが「母乳だけでは水分が足りません」と生後1ヶ月から飲ませるミネラルウォーターを売っていたり。

 ミルクを足せば足すほど母乳が出なくなると言う悪循環に誘うメーカーのやり方は好きじゃないですね。

 詳しくは「母乳育児の看護学」(メディカ出版)にも載ってます。あ、宣伝の人みたいですね私(笑)。

 長くなってすみません。お互い母乳育児頑張りましょうと奥様にお伝えください。

私も自分は出ないもんだって信じてたんですよね(牛なら淘汰?)
でも6番目を公立で産んで初めて母乳が出たんです。
それで考えたのですが今までの病院は赤ちゃんの最初の一口目が哺乳瓶のシリコンなんです。でもココの病院は生まれてすぐお腹の上に赤ちゃんを乗せてくれておっぱいに吸い付かせてくれました。
初めて口にするものが脳にインプットされるわけでして、それ以降6番目の子は上手に吸い付いてくれたので母乳も刺激され出たのかな~?と考えています。
次がないのが残念(笑)なのですが。
お勧め病院ですよね~

同じく そう思います。
うちは、第一子 第二子 ともに完母です。
とくに、母乳の成分がどうのこうの とか難しいことはわかりませんが、経済的 スキンシップ どこでもいつでもあげられる ということで、母乳オンリーです。

そして、同じく母乳の出ない人はいないんじゃないか って最近夫に話していたところでした。
友達なんかの話を聞くと、病院にいたときは胸が張ってでたんだけれど 自分でやったらでなくなったとか、助産師さんに搾ってもらうと出るけど自分では出ない とか・・。
でも、乳腺がたくさんあるから 一つくらいは開いていたんじゃない??って聞いたら、それがどこだかもわからなかった と。
って、いうことは どこが開いていたか どう搾ったら出るのかを教えてもらったら出るってことですよね。
でも、 ミルクでいいや~ って思っている人が意外に多いみたいですね。ミルク反対派ではないけれど、母乳の方が楽なこと多いのにナァ って思ってます。
うちは、預ける時だけ ミルクにしていました。

偏見な目でなんて見てませんよ~
動物だって、人間だって出ない人はいると思います。
そのために人口ミルクが開発されてあるわけで決して私は誰もが出るとは思ってません。
実際6人産んで5人までは出なかったわけだし…
けっこう落ち込みましたよ~『母親としてどう?』って自分を責めてみたりもしました。
子供たちが大きくなってみて何も変わらないです。
母乳だけが愛情表現ではありませんよ~
子供をいとおしい!愛してる気持ちは同じです。
うまくいえませんがあまり気になさらないでください。
傷つけたことをお詫びします。
ごめんなさい。

お久し振りです。

ハルト君のときにもコメントしたような気がしますが、母乳についていがさんと同じような思いでいます。

特に上の子の時に精神的に辛い想いをしました。体重が平均線ギリギリだったので、ミルクを足してと生後4ヶ月検診の先生に言われたときは本当に悩んでました。母乳にこだわりすぎるのは私のエゴじゃないかとか…。
でも、やはり、飲まれればというか、吸われれば吸われるほどちょうど良い量になって、張ることもなくなって結局、母乳のみでも良くなり楽になれました。私には、混合栄養にしているときのほうが、精神的にも肉体的にも負担が大きかったように思います。

なんか、ごめんなさい。
初めましてなのに、感情的になってしまって…。
ちょうど周囲から母乳が出ないことをチクチク言われて涙してる日々だったので、思わず普段言えないことを書いてしまいました。
削除しようと戻ってきたんですが、温かいレス頂いてたので、謝罪だけさせてください。
本当にすみませんでした。

いがさん、お手数ですがお読みになられたらどうぞ削除してください。

笹木さん
こんばんはー。
コメントありがとうございました。
やっぱりそうなんですかねー。
やっぱり日本ではミルクの勧め方には多少問題があるようですねぇ。
資本主義なので仕方のない部分もあるし、きっとそれで自分たち自身が得している場面もあるのかもしれませんが、でも改善の方向に向かうといいですよね。
「母乳育児の看護学」のご紹介もありがとうございました。
この問題については本当にいろいろな立場の人がいろいろなことを言うので、なにが本当なのかわからなくなってしまうことが多々あります。育児の初期で悩む人が多い部分でもありますし…。
なんにしろ、お互いがんばりましょう~。


あっちゃんさん
こんばんはー。あっちゃんさんも2つの病院派でしたね。
2つめの病院はどんな方針だったのかちょっと気になったりもします。
母乳は本当に個人差があるようで、ひとくくりで法則を見つけるのは無理のようですねぇ。
背の高さや汗のかきかたに個人差が大きいように、母乳も人それぞれ、ということでしょうか。
夫としての立場で書くと、ミルクの利点、それはとーちゃんにもあげられる!ということです。
とーちゃんだって同じ親だからたまには食べるものをあげてみたい…そんなふうに思っていた時期もありました。
なんにしろ、みんなが楽しく育児できればいいですね。


AKKOさん
こんばんは。コメントありがとうございました。
この記事も「なんでこんなに違うの?」という疑問がベースなんですが、AKKOさんも5人と最後のひとりの違いは病院の対応の違い、ということなんですね。
2つめのコメントにもいただきましたが、やっぱり母乳だからミルクだから…という違いは無くて、大事な事はそんなことではないですよね。個人差もあるし、それぞれの子どもごとの時期の違いもあるし、とても不思議なものです。


まいさん
こんばんは、初めまして。コメントありがとうございました。
母乳で育てたいと願っていても、それがかなわない人がいる…という話、とてもよくわかりました。
この記事では単に「同じ人間なのに不思議だなー」と思う気持ちと、ミルクの勧め方へのちょっとした不信感を記事にしただけなのですが、でも誤解を与える表現があったかもしれません。ごめんなさい。

赤ちゃんとの生活を夢見て10ヶ月待ち、そして本人が母乳で育てたいと願うのに、それが叶わず、そして本人が悪いわけでもないのに、外野がやかましくて傷つく…とてもわかる気がします。うちも一人目のときは同じようなことがありました。

母乳で育てたい、という気持ちには、子どもを大切にしたいとか、子どもとのコミュニケーションを大切にしたい…というお母さんの気持ちが込められていると思うのですが、大切なものはその「気持ち」ですよね。
子どもと子どもとの時間を大切にしたいという気持ち、それがまいさんの素晴らしいところであり、きっとその気持ちは子ども本人には伝わるはずです。
自分の知り合いに小児科医の人がいるのですが、母乳でもミルクでも結局はちゃんと育つから大丈夫!と言っていました。自分優先のお母さんも多い中、大切なものは子どもを大切に思う気持ちであり、母乳かミルクかなんて問題はそれほど重要ではない感じもします。
なんにしろ、少しでも不愉快な思いをさせてしまい、本当にすいませんでした。(最初のコメントは消しました)
どうかこれに懲りずにまた遊びに来てくださいね。


さかなさん
こんばんは。おひさしぶりです。
そうそうハルトのときも同じようなことを書きました。
母乳にこだわりすぎても悩ましいし、そうでなくても悩ましいし、本当に難しい問題です。
我が家もハルトを振り返ると、混合のときが一番妻は精神的に大変だった気がします。
でも当時「混合を勧める陣営」のなかには、夫である自分も含まれていた気もして今更ながら反省します。
こんなに情報があふれているようなのに、真実は闇の中というのがなんだか不思議ですね。

乗り遅れだけど・・・・
私もいがさん夫婦と同じ考えなので、とてもうなづいて
しまったんですが・・・
うちも最初は義母や夫、実家の母さえ
「ミルクだっていいじゃん」派だったので、
ただでさえ不安なのがもっと不安になり
最初の1ヶ月は特にとても辛かったです。
今では夫は分かってくれたようです。

でも幸い周りの友人知人に完母の人達が多かったり、
助産師さんに聞いたり、毎日の子供をみて
自分と子供を信じて貫いてきてやっと軌道にのって
きたような気がします。
でも途中、自分はこだわりすぎなのかとか、だからって
子供の体重も増えて元気なのに言われるがままに
ミルク足すのも納得いかず、本当に悩みました。

私も思うには、最初の病院てとても大切だと思います。
出なくても最初の3日間とか入院中どう過ごしたかって
その後の母乳生活にかなり影響する気がします。

とはいえいがさんのいうとおり、母乳かミルクか混合か
というのはその人の考えとか状況とか環境とかいろんな
面をふくめてそれぞれですよね・・・
私達の母世代はミルク全盛期だったから、信じて疑わない
ようなところもあるし。
結局何が正解かは分からないけれど、他にも子育てには
そういう局面が多い気がするけれど、最後は自分次第だし、
本当に難しいですね。

私は自分のブログを身内や都合悪い人もみていたりして、
こういったこと書けないことも多いので、
なんだかいがさんが書いてくれていること、いつも
参考になったり、スッキリしたり、癒されたり
していますよ!!

ナイアさん
こんばんはー。コメントありがとうございました。
そう、たしかに回りの人たち、特に親世代のミルク信仰はなかなか根強いものがありますよね。
不安なのがもっと不安に、、というのもとてもよくわかります。

こだわりすぎなのか、それとも大丈夫なのかわからない…
我が家も本当にそうでした。
精密な体重計が欲しかったのですが、買うと余計ノイローゼになりそうだったので買わなかったことを思い出します。
ナイアさんもいろいろ言われて、そのたびにチクチクと刺される思いで大変だったんでしょうね。

最初の病院が大切説、本当にそう思います。
母乳とミルク、みなさんの思い入れの深さがこのコメント群からもわかりますが、それに対して病院の対応は軽いというか、あんまり深く考えていないんじゃないかなあ…なんて思います。

結局何が正解かは分からない…という話、育児は本当にそんなことばかりです。
正解はないし、原因と結果もひとつにつながらない…。
これからも悩んだり迷ったりすることばかりですが、でもがんばりたいですね。

そうそうこのブログも長く続けすぎて、知人友人身内みんな見ていて書けない事ばかり、というのは同じです(笑)
母乳とミルクについては直接当事者じゃないのに…とも思っているのですが、しかし直接当事者じゃないからこそ書ける事もあるかなー?と思って書いてみました。

こんばんは。
母乳っていいですよね。でも、ミルクも素晴らしいと思います。どちらにもいいところがあるんだと思います。
私はやはり病院の方針で手厚い指導をしてもらって、結果よく出るようになり上の子も下の子も母乳です。
でも、ミルクもいいと思います。
赤ちゃんが大きくなっていけばどちらでもいいのだと思います。
大事だと思うのは、ミルクにしろ母乳にしろお母さんがこれでやろうと決めたことを周りの人が応援してあげることかなと思います。自信をもって楽しく育児ができるように。

体重計・・・、一人目の時の病院(赤ちゃんに優しい病院でした)のベテラン助産師さんが言ってましたよ。
「あれば量りたくなる、量れば気になる。だから家では必要ないわよ。時々図って大きくなってればいいのよ」って。
その言葉で気持ちが楽になった記憶があります。


chu-さん
こんばんは、コメントおそくなりました。
そうそう、母乳とミルク、それぞれの良さってありますよね。
いまは母乳神話といいますか、母乳の良さのみが語られるばっかりですが、ミルクだって融通が利くし、なかなか良いものです。我ら世代はミルクでちゃんと育ちましたし。
chu-さんのご指摘のように、お母さんがこれでやろうと決めたことを周りの人が応援してあげることが大事、本当にそのとおりで、みんながそういう意識でお母さんを囲んであげられるのが理想ですよね。

体重計もそうですが、みんながみんなに優しい世の中になると嬉しいです。自分もそうありたいと思いますが、なかなか難しいです…

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ハルト

  • 20060/04/21
    2005年5月に生まれた長男「ハルト」の写真です

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