2歳児ハルトは温泉が大好き。
週末には毎週のように日帰り入浴に出かけるし、平日に保育所帰りに連れて行くことも。もうブログに書くほどでもないほど温泉は日常のなかにある。
温泉のどこらへんが好きなのかはよくわからないけど、「温泉行きたい~、大きなおふろー」というのが最近の彼のブームだ。
土曜日のこと。
「保育所、今日はお昼で終わりなんだよ。午後からどこ行きたい?」と聞いてみると、またしても「温泉いくー、おふろー」と言いつつ保育所の玄関に消えていったハルト。
うーむ、また温泉か…。
日曜日は釧路にSLでも見に行こうか…という話をしていたところだし、夏樹のRSウイルスもだいぶ良くなったし、じゃあそれにくっつけて温泉に行こうか。
そういえば最近本格的な温泉?って行ってないね。じゃ、支度支度…。
というわけでお昼のサイレンとともにハルトを保育所でピックアップし、その足で温泉へ。
今日の目的地は我が家お気に入りの川湯温泉だ。
川湯温泉までは足寄阿寒湖を経て約200キロ。子どもたちは早々に昼寝に入ってしまい、快適なドライブ。
まだまだ冬の北海道だけど、路肩の雪は少しずつ減っていって、ほんの少し春の気配だ。
そんなこんなで川湯温泉に到着~。
川湯温泉は常連化している宿もあるし、もう通算何回泊まったかわからないくらいだけど、今日は初めてきたふくろうという温泉ホテルをチョイス。
川湯温泉はph1.8前後の強烈な酸性温泉で、独特の硫黄臭が「いかにも温泉です!」という感じ。もちろんかけ流しだし、なんだかすごく効きそうだ。(実際に身体にいいのかどうかはわからんけど…)
このきたふくろうの風呂もそんな温泉で、ハルトも大喜び。
温泉♪温泉♪と歌ってとてもご機嫌だ。
露天で「とーちゃん、コップないねえ?」と言うからなんのことかと思ったら、どうやら飲泉用のコップを指しているらしい。あんた温泉マニアかい…(笑)
露天風呂からはライトアップされた森が見えるのだけど、積もった雪に木々からハラハラと雪が落ちていくさまが素敵。
温泉の香りにつつまれて、冬の木々を眺めながら、ぬるめのお湯にゆっくり入るのは極楽極楽…。
しかしこの川湯温泉、妻は寝ながら夏樹にガリガリやられたりしてあちこち傷だらけで、強酸性の温泉がキズにしみて大変。
その夏樹もいくらなんでも0歳児にこんな薬品のように強烈な温泉はちょっと…ということで、部屋のユニットバス。
というわけで温泉を喜んだのは、ハルトととーちゃんだけ。今度は家族全員で楽しめるといいな。

またしてもゴロゴロ過ごす人たち。
今回は1泊2食付き5千円とかだったけど(安っ!)、部屋は広い和室だし、建物は古いけどちゃんとリフォームしてあってなかなか快適な宿でした。
ハルトって本当に温泉が好きらしく、この滞在でもとーちゃんと入ったり、かーちゃんと入ったり、合計3回も入っていた。
なんでハルトってそんなに温泉好きなんだろう?
…名前がはると(温人)だからじゃない?と妻。なるほどー。
翌朝、まずは冬の摩周湖を見に。

以前ここに来たとき、ソフトクリームを買ったら食べているそばから凍っていって驚いたことがあるけれど、今日はそれほど寒くない。冬の摩周湖もなかなかいいもんだね。
続いてはSL冬の湿原号に乗車。
これは毎年釧路を走っている蒸気機関車で、これにハルトを乗せよう…というのが今回の旅行の主目的。
とはいえ、退屈するのは目に見えているので、途中駅から乗車して片道30分程度乗ることにした。
クルマを無人駅に止めてSLの到着を待つ。

ポッポッポー
SLって熱い蒸気と石炭の燃える匂いの「燃えている感」が魅力的だ。蒸気の力で走っているんだぜ…と全身で主張している感じ。
このSLは全席指定なので原則としては予約しないと乗れないんだけど、車掌さんに「乗れます?」と聞いたら、ちょうど一番前のボックスが空いているというので、車内で指定券と往復の乗車券を購入してそこに乗車。

車内はこんな様子。ほぼ満席の車内は、わいわいとにぎやか。
関西のツアー客のおばさんたちがはしゃいでいて楽しそうだったのが印象的。

席の横に石炭ストーブがあって、あったかい。
上で誰かがみりん干しを焼いていて、そのみりんのかおりが広がって食欲をそそる(笑)
終着の標茶駅で降りて、こんどはこの汽車へ。

ワンマン1両編成で味わいがあるなー、と言いたいところだけど、車内はかなり混雑していて、ふたり抱っこで微妙に大変でした。
帰りは海岸で走り回って大はしゃぎのハルト2歳。

やっぱりオレは広いところが好きだぜー。
…とそんな冬の釧路への旅行でした。